どうも!JUNICHIです。
もう気づいていただいているかもしれませんが、うちの会社『株式会社ファンファーレ』の会社ロゴが正式にできました!!
ウォッホホィィイィィィィィ!!ィヤッホィィィィィ!
個人的にめっちゃ気に入っています。色々僕の会社らしいというか、僕の思いとかイメージを全部組み込んでくれた、最高なロゴになっています。
このロゴは、現在フリーで活動をされているアートディレクターの前田高志さんに作っていただきました。
今回は素晴らしいデザイナーの前田さんにうちの会社のロゴを作ってもらうその過程も含めてご紹介したいと思います。
アートディレクター/グラフィックデザイナーの前田高志さんってどんな人?

前田高志さん(1977年6月1日生、出身は兵庫県伊丹市)
任天堂(株)企画部にて14年間、宣伝広告のデザインを主に従事。
●受賞歴
Art Directors Club(NEWYORK)
OneShow Design
全国カタログポスター展経済産業省商務情報政策局長賞 他
任天堂と言えばマリオですよね。そんなマリオ30周年のロゴを作ったのも前田高志さんです。
⇒マリオ30周年のロゴを見に行ってみる
前田さんとの出会い
前田さんとは、土屋周太郎君という株式会社たろろぐの社長を通じて知り合いました。
そして、初めて前田さんとお会いしたのは2015年1月22日。まだ前田さんが独立をする前で、僕もまだまだ起業活動中でこの先どうなるか分からないっていう時です。
僕の家の近くのガストまでわざわざ来てもらって、起業独立することについて相談というかお話をしました。もう1年半前やなぁ、懐かしいなぁ…。
ほんまに穏やかで暖かそうな人だなぁというのが第一印象でした。
その時は僕もいい加減なことは言いたくなかったので「僕がまだまだうまくいっていないし、適当にフリーランスになったほうがいい!って言えないです。」と正直にお伝えした記憶があります。
その約1年後に、前田さんがなんと独立!NASUという屋号でフリーランスとして活動を始めたのです!
ほんまに一大決心だったと思います。
会社の事が嫌いになったわけでもなく、ご家族のため、そして自分のさらなるチャレンジのための独立という事で、もう僕の応援心に火が付きました。
デザインという業界で一旗揚げてほしい!!!
僕自身、一時期は漫画を使ったデザインで企業の宣伝・広告に関わっていきたいと思っていました。でも、自分の経験・スキル不足と集客能力のなさで挫折…。
そんな経験もあって、フリーランスとしてデザイン関係で食べていくって相当難しいことだろうって考えていました。前田さんも企業から離れてしまえば、独りの力で仕事を取らないといけませんしね。
でも、デザインの持つ力・可能性を信じる身としては、だからこそ応援したかったんです。
かねてから前田さんのブログを読んで、
- 素晴らしいデザインセンス
- クライアントの想いのくみ取り方
- 表現力
に感動まで覚えていました。
この人はほんもんや!!ってね。
初めは独立直後のキャンペーン価格でロゴ作りの依頼を受けていらっしゃいました
さっきも言った通り、やっぱりフリーになった直後に仕事を取るって大変で、この経験・スキルのプロがこんな価格でいいの!?っていうくらいの破格の価格でクライアントを募集していました。
そしてどんどん色んな方のロゴが出来上がってきます。それを見て、再度前田さんのデザインの素晴らしさを確信。
だからこそ前田さんの「本気の本気」を見てみたいって思った!
キャンペーンで作られたロゴももちろん本気で作られていると思います。が、やっぱりキャンペーンじゃない本気の本気の本気の本気の仕事を直に見てみたい!って思いました。
ちょうど僕の会社の設立を考えていた時期なので、正式料金でロゴ制作をお願いしました。
この時点で、ワクワクがとまらんわけですよ。もう、どんなロゴができてくるのか!!ってね。
今回はロゴが出来上がるまでのアイディアとかその辺の過程も、前田さんからは公開してもいいよってOKをもらったので画像付きで見てもらいたいと思います!こんな感じで出来上がっていくんだって見ていると面白いですよ!
ヒアリング開始
実際にロゴを制作していただく前に、いくつか質問をもらいました。


『株式会社ファンファーレ』
『太鼓・トランペットなどを用いた、はなやかで勇ましい、短い楽曲』
ファンファーレが鳴ると人々は、わくわくドキドキする。
一体何が始まるんだろうか。
これからどうなるんだろうか。
楽しみで仕方がない。
そんなわくわくドキドキを運びたい。
「ファン」⇒たまにはふざける面白く楽しい会社へ
「ファン」⇒ファンから支持をもらえる会社、ファンのために全力で貢献したい






『生きるのは楽しい事で、自分の力で明るい未来を切り拓けるんだ』
という、明るくて楽しくて未来を想像してワクワクさせるような印象を持たせたい。


色へのこだわりは無い。








・純粋にカッコいいところと、
・迫力があるところ、
・普段はのんびりしてるんだけど、いざっていう狩りのときは頑張るところ
・雄大なイメージ
こんな感じで好きなんです。

という感じで、まずは第一次ヒアリングが終了。
【感動】ここまでで考えてくれるなんて!ヒアリングをもとに初回のプレゼン開始

こんな感じで、提案書をいただきました。これを見ながらお話が進んでいくわけです。
そしていきなり驚いたのは、このプレゼンシート ↓↓

デザインとうちの会社のコンセプトがずれていたらダメですよね。そこで、このように前田さんがどの程度僕や僕の会社のことを理解していただいているか、という確認の資料を出してくれました。
これがほんまに的確でビビりました。ここまで理解してくださるなんて、かなり僕の記事を色々読んでくださったんだと思います。これを見ただけで、『この人なら大丈夫だ』と思えました。
これを踏まえて、いろんなキーワードが出てきたみたいです↓

おお!なんか全部分かる!全部なんか僕の会社っぽい!という感じです。
僕がディズニーが好きなのも理解していてくれて、

と言ってイメージ作りのためにこんなものも作られたそうです(笑) ↓↓

ロゴを考えるために、とにかく色んなものを作っていくみたいなんですが、面白いですよね!

これを踏まえたうえで、3パターンご提案していただきました。
ここからはドキドキです。どんなロゴが出てくるんだろう…と。
パターンA

僕の好きなライオンと、ファンファーレのトランペットが象徴的なロゴ
パターンB

ブログが学べるテーマパークの入場ゲートをイメージしたもの
パターンC

マスコットキャラクター的なロゴ。眠れる獅子(人)がブログを学んで目覚めるというイメージ。
どれが好きですか?と聞かれ、すぐに「C」がいい!と答えました!!一番分かりやすいし、パッと見でロゴっぽいのがいいなって思ったからです。
こうして第一回のプレゼンが終わり、このC案をもとに微調整をしていくということでした。
すでにこの時点で今の完成のロゴに近い感じですよね。
内心、「え?もうこのままのCでも十分ええのに、どうなるんやろう」とまたワクワクが始まります。32歳のおっさん、胸がときめきメモリアルです。
どんどん仕上がっていくロゴ
そして次の打ち合わせの時には、このようなデザインをご提案いただきました。
▼Before

▼After

色合いも変わったんですが、このFanfareという文字がトランペットみたいな形に!これにも感動。このアイディアが凄すぎる。
ここまで至るのに、こーーーーーんなに色んなパターンを作って下さるんですよ。もうこの細かい微調整の山を見てください↓

同じライオンのキャラクターを使うにしても、目の形、花の形、たてがみの形など、しっくりくるまで色々試してくださったんですよね。もうこの軌跡を見るだけでも面白いですよね!
そして、実際にこれを会社の色んなアイテムにプリントした時のイメージ図↓
めっちゃいいでしょ!!
そして最終調整を経て・・・・完成!!

これが最終形態です。
そしてさらに、他にも色んなパターンのバージョンを納品いただきました!これは色んな状況に応じで色々使える…!


このライオンのロゴならオシャレなTシャツにもできるし、なんでも使えそうですよね!
Tシャツ作ったらほしい人いるかなぁ。絶対カッコいいTシャツになりそう!!
という事でめでたく完成!!
前田さんのすごさ
今回、ほんまに前田さんにお願いしてよかったと思えるポイントは、『依頼主の想いを的確に捉えて、ロゴを使ってどんな影響が与えられるか?まで考えて表現してくれる』という事です。
綺麗なデザインや面白いデザインってたくさんありますが、ここまで依頼主のイメージを正確にとらえてくれる人ってなかなかいない気がする。
これは、コミュニケーション能力も必要になってくるし、もちろんデザインのセンス・スキルも必要になってくる。
世界的な企業でずっとデザインに携わってきた凄さを身をもって実感しました。
好きで好きで仕方がない事が仕事になっている人は強い!
前田さんは終始穏やかな対応で、ロゴづくりも本当に純粋に楽しんでやってくれているのが伝わりました。
細かいパターンを色々試したものを見せてくれた時に、

って聞くと、

と一言。『この人、ほんまにデザインが好きなんだなぁ。』っていうのが分かりました。
僕もブログを書くのが好きだからすんごい分かるんですが、好きで好きで仕方がない事を仕事にすると、努力を努力って思わないんですよね。なんか、もっと上手くなりたい、いいものを作りたいって思って色々試してると自然とスキルも上がっていくっていう感じです。
やっぱり好きな事を仕事にするのが一番幸せな生き方だなぁと前田さんを見ていて思います。
まとめ
ロゴや何かデザインを頼むなら、前田さんを超超超超超腸蝶町長おススメします!!!
任天堂というグローバル企業で新卒から14年間ずっと宣伝・プロモーション関係の部署のデザインに携わってきた経験とそのスキルは間違いなしです。もうね、こんな素晴らしいデザイン能力を持った方ならフリーになってすぐに売れっ子になるでしょう。
手の届かない存在にならないうちに頼んどいてよかったと思います。
あなたも、もしもデザインで困ったことがあったら、ぜひ前田さんにお問合せしてみてください。
ほんまに優しく丁寧に対応してくれますよ!
おわりに。デザイナーが報われる世の中であれ!
今は、ランサーズとかクラウドワークスで、簡単に安価でデザインが買える時代です。でも、あの仕組みの嫌なところはデザインの事が分からない依頼主が、安価でデザインを買いたたけるようになっているところ。なかなか仕事が取れないから、デザイナー側も価格で勝負をせざるを得ない…。そんな仕組です。
ひどいところなんて、ロゴのデザインを入札制とかにして、アイディアを集めるだけ集めて頼まない、なんてところもあるみたいです。ありえへんよね。人を何やと思ってるんやろう。
デザイナーの今まで培った経験や、スキルを上げるために費やした年数など無視したあほみたいな対応や、やっすい価格設定に、ヘドが出ます。
ただ、デザイナーさん側ももっとできることはあると思う。
ブログを書いて自分が作った作品についてどんどん発信をしていけば、本当にその人の事を評価してくれる人も現れるはず。僕はそういう人にもブログを教えたいなぁと思います。自分の力で仕事を取れるデザイナーさんが増えるともっともっと正統な料金で仕事ができるんじゃないかな。
ナイキ、Apple、ユニクロ、ディズニーなどなど
そのロゴを見ただけで、企業がパッと浮かびます。そんなデザインの力には無限の可能性を感じます。
デザイン一つで、人を力を与えられる、そんなデザイナーさんたちを心から尊敬します。デザイナーさんたちが報われる
僕も、将来「お!このロゴは、ファンファーレだな!JUNICHIやな!」って思ってもらえるように、このロゴの力に負けないように頑張る!
最後の最後に。
なぜ今回、地獄のミサワ風に撮影した写真を使ってチョケたのか、自分でも不明。後悔しかない。
